映画「パイレーツ オブ カリビアン ワールドエンド」(パイカリと略すらしい)を観た。
ネタバレになるのでストーリーには触れないが作りこんだ画面には大満足。
しみじみ思うのは、あの時代の帆船ほど美しいフォルムはちょっとない、
ということじゃ。あの船が砂漠や氷の海を進む姿は、まさに一幅の絵画じゃ。
私は帆船が好きでな、KOEIの大航海時代も好きだし、家の玄関には
レゴ(ブロック)の海賊船が飾ってある。レゴ社がディズニーと商品化契約して
幽霊船とか作ってくれるとうれしいんじゃが、今は対抗馬のスパイダーマンを
やっておるからむつかしいか。
白泉社文庫でも帆船大活躍のお話がある。河惣益巳「サラディナーサ」全5巻じゃ。
時代はたぶんパイカリより100年ちょっと前、スペインが世界最強の「無敵艦隊」を擁していた
時代に、私設艦隊を率いて、スペインに仕えたフロンテーラ家の娘・サラディナーサの物語じゃ。
恋も冒険も盛りだくさんな上、パイカリの時代、イギリスがどうやって、世界の海を制したかも
勉強できる、海賊ファンにおススメ文庫じゃ。
さて「ナショナル・トレジャー2」の出来はどうかのう。