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2007年09月 アーカイブ


「九月病」発売中!

お久しぶりです。グヮタです。
みんな、自分の担当した本をしっかり宣伝してるのに、私だけ何も書いていないと各方面からお叱りの声が…。お仕事してなかったわけではないんですよ!

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まずは、8月29日に発売になったばかりの、シギサワカヤ先生の「九月病」(上・下巻)。

創作系同人誌即売会「コミティア」出身の作家として、すでに「箱舟の行方」を上梓しているシギサワ先生が、まさに同人誌で発表していたシリーズ連作集です。

実の兄妹の恋愛(というか肉体関係)を軸に、周囲の人々を巻き込んでの愛憎のドラマが展開されます…というとすごく暗くてマジメな話に聞こえますが、かなり笑えます!

誰もが認める最強キャラ・海老沢碧さんの魅力に、あなたもきっとノックアウト(笑)です。読み終わってから、誰が主人公なのか、よーく考えてみましょう。

店頭POP用にとシギサワ先生に描いてもらった画像はこちら


こちらも好評発売中の「箱舟の行方」
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「愛蔵版 花ざかりの君たちへ」全12巻完結です!

そして、いよいよ明日、中条比紗也先生の「愛蔵版 花ざかりの君たちへ」の11・12巻が発売になります。これで全12巻完結です…長かった!!

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テレビドラマも絶好調で、おかげさまで売れ行き好調なのは嬉しいのですが、ドラマが終わる前に全部出すという方針のもと、12冊を3か月で刊行したのは、かなりのハードスケジュールでした…ゼイゼイ。

12巻には、花とゆめコミックス版全23巻が完結したあとに、花とゆめに掲載されたエピローグ編「花束」(←今回の収録にあたって、中条先生にタイトルをつけていただきました)を収録。本来21Pの作品でしたが、2P加筆されています。

前にも少し触れましたが、この数か月、先生のカラーイラストを大量に間近に見続けて、その美しさに感動すると同時に、花とゆめで「花君」が連載されていた頃の熱い息吹というか、読者の方からの声援を受けてパワーがみなぎっているのをとても感じました。

先生のあとがきにもありますが、「花君」って、本当に幸せな作品だと思います。ようやく全12巻まとまりましたので、この機会に、ぜひ読んでみて下さい!


新コーナー登場

白泉社オンラインのトップページが更新され、新ページ「新刊TOPICS」が
オープンしたのに気づかれましたかな。
これは花とゆめコミックスなど、通常版のコミックス以外の本の、情報ページで
主に私らが作っている本の、おしらせや試し読みを載せていく、いわば
HBstationの姉妹コーナーじゃ。
読者の方からたまに質問される「コミックスのサイズの呼称」についての
記事もつけてみましたぞ。

今後、作家さんからのメッセージなどフレッシュな情報をアップしていく
予定。また、既刊情報も追いかけでアップしていくので、チェックの方を
よろしくたのみますじゃ。


Dragon Ashベスト盤!

Dragon Ashの初のベスト盤「The Best of Dragon Ash with Changes Vol.1/Vol.2」
が9月5日にリリースされたぜ。

実はおいら、デヴューしたばっかりの彼らと話したことがあるんだ。
メロディが創刊した頃、誌名にちなんでニューカマーのミュージシャンを取り上げる連載があった。
その中の1グループが彼らだったのさ。

まだ、降谷くんたち10代のやんちゃなキッズ。
漫画好きみたいで「今、『ベルセルク』にはっまってる。すげえ!」ってはしゃいでた。
でも、すでに音楽のセンスは群を抜いてた。

それで、メロディ主催のライヴに彼らに出演してもらう事になって、
クアトロでやってもらった。大盛り上がり!!!

そんなやつらがその後、日本の音楽シーンに革命を起こすなんて、
その時はまだ予想もできなかったんだ。…少なくともおいらには。
今、ヒットチャートを賑わすグループのほとんどに、やつらの影響が無いとは言えねーだろ?

それから10年…おいらにとっては、あっと言う間だったけど、
やつらにとってはどうなんだろ?
次の10年を楽しみに応援させてもらうぜっ!!(…ってベスト買ってないけど)


「くるくるシニカル」

9月5日の花とゆめコミックススペシャル新刊で、玖保キリコ
先生の「くるくるシニカル」が発売されましたじゃ。
玖保先生といえば、1980-90年代に爆発的にヒットした
「シニカル・ヒステリー・アワー」、当時のララ読者さんは
もちろん、覚えておることじゃろう。ワガママじゃが憎めない
小学生・ツネコちゃんと級友たちの、愛すべきギャグ漫画じゃった。

「くるくるシニカル」はその17年後のお話。ワガママ度アップの
ツネコちゃんが、主婦になり、級友たちの町に帰って繰り広げる
シニカル・コメディ。試し読みはこちら(新刊TOPICS)から
お願いしますぞ。

今回、発売に当たって、玖保先生に何枚か直筆ポップを
描いてもらったんじゃが、下の写真はそのうちの一枚。
和歌山市の「本と文具 ツモリ 西部店」さんの光景じゃ。
(新刊TOPICSにもポップがリンクされておるが、絵柄が
微妙に違うのがわかるかな。)
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直筆ポップは,他にも全国にあるはずじゃ。
このツリ目にピンときたら、ぜひ手にとって欲しいぞ。


政局について

似ている気がする。

「総裁選と東西線」

(東西線は東京の地下鉄)
最近、駄洒落が勝手に口をついて出てくるんじゃ。
パタリロ西遊記!を読んだせいかもしれんな。

白泉社文庫本日発売。


本は見た目が9割…?

先日、ある知人から久しぶりに電話をもらいました。
彼の職業はブックデザイナー。

 「最近、どんな本の装丁を手がけたの?」

答えを聞きビックリ。超有名女流ミステリー作家の最新作だったからです。
どこの書店でも軒並みベストセラーの様で、店頭を盛り上げています。
実際よく目立つ、キレと重厚感を併せ持つデザインです。

  *  *  *  *  *  *  *  *  *  *

ウチの編集部でつくるコミックスは(文庫も)、
デザインフォーマットが決まっている花とゆめコミックスと違い、
毎回カバーのデザインは新規で考えることが殆どです。
いきおい、いい装丁のものをつくろうと息ごみますし、
他社のデザインも大いに気になります。
編集部ではデザイン案が出てくると、大きなテーブルに広げ
集まって意見を出し合います。みんな一家言あるから、タイヘンです(?)。

みなさんも書店の店頭で、デザインに目をひかれて思わずこの本
買っちゃた…ってことが、一度や二度はあると思います。
どんな本のデザインがお気に入りか、教えていただけると嬉しい…ペリ。
(最後になって自分がペリカンだったこと、思い出したペリ)


『白泉社文庫一覧』が、もっと便利に♪

HB station更新担当のチェリーです。

既刊の白泉社文庫の全タイトルを50音順にリストにした
『白泉社文庫一覧』ページに、新しく「試し読み」カテゴリが追加されました!
以下のアイコンから、各作品の紹介ページへとぶことができますよ。

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『白泉社文庫の10冊』で紹介したタイトルに、このマークがついています。

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『連載まんが 白泉ブン子』の「ブン子ピックアップ」コーナーで
紹介したタイトルに、このマークがついています。

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『新刊/既刊案内』で紹介した2006年7月刊以降のタイトルに、このマークがついています。


全タイトルの試し読みコンプリートに向けて、
これからも頑張りますので楽しみにしていてクダサイ ヽ(o^-^o)ノ♪


山口貴由三部作。

犬は、鎖でつながれることで
生きのびる道を選んだ
狼は、奴隷になれぬがゆえに
絶滅に向かっている
鶏は、檻に入れられることで
生きのびる道を選んだ
鷹は、大空を好むがゆえに
絶滅に向かっている

これは狼や鷹の物語だ

今、WOWOWでアニメ化されている「シグルイ」(原作:南條範夫)の作家、不朽の名作「覚悟のススメ」の作者、山口貴由が、自らの灼熱のハートに焦がれながら書いたマンガ、蛮勇引力。
内容は従来版と同じですが、従来のジェッツコミックでは再現できなかった連載第一回のカラー8p(お試し読みコーナーを見るのだ!)、上に一部掲載しましたが、他の作品ではみられない名作の「詩」、山口先生があまり書かない大判の一枚絵をあますことなく見る事の出来るカラー口絵、勿論、山口貴由目次コメント集やロングインタビューなども収録、その上に、あの!巨匠・平田弘史が煌く題字を描いた、まさに愛蔵版、まさに山口貴由。
やるのう。すごい喃。ーーーのファン必携の一冊になり、本日、9月28日発売です!

山口貴由先生自ら自分の三部作だという「覚悟のススメ」「悟空道」「蛮勇引力」。この作品、必見です!是非買ってください!

・・・・と、自分の関西弁キャラを忘れるくらい凄いマンガですわ。巻末のロングインタビューは特に必見でっせ!なにとぞよろしゅう!

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