やにゃかと谷中さんぽ 富士見坂と富士山
さて、昨年11月に再開して、早くも3回目の更新を迎えた「やにゃか さんぽ」。新年を迎えた1回目らしく、富士山の話題から始まりました。
谷中で富士山と言えば西日暮里の「富士見坂」。今回もそこの場所の話題です。読んで気になったので、ふらっと今年「初谷中」に行って来ました。
描かれているとおり、西日暮里の富士見坂は、東京に数多くある「富士見坂」の中で、最後に残った「東京で実際に富士山が見える富士見坂」ということで有名で、「やにゃか さんぽ」の第一期分を集めたコミックス第8話にもその話題が収録されています。
(天気が良ければ、写真の真ん中やや右にある青灰色のビルと、奥に見える3つのビルの間に、富士山が顔を出すのですが、生憎の曇天でこの日は見えませんでした)
ニュース等で取り上げられているのでご存知の方もいらっしゃると思いますが、今年西早稲田の山手線沿いに建つ高層ビルのために、その富士見坂からとうとう富士山が見えなくなってしまうそうです。
道路や街路灯に富士山をデザインしたり、標識で案内出したりと、こんなにも愛されていたのに、残念ですね。
毎年、11月と1月にこの富士見坂から見て、富士山の火口に太陽が沈んで富士山頂にダイヤが光ってるように見える「ダイヤモンド富士」という現象が見られるそうなのですが、今年着工予定のビルが予定通り建てば11月のダイヤモンド富士は見えなくなってしまいます。
「最後のダイヤモンド富士」は今月末の29日?31日の夕方。一度、足を運んでみてはいかがでしょうか。
西日暮里の北改札出てすぐ左に出て、線路沿いに長い坂を上がったらすぐ谷中の総鎮守「お諏訪さま」こと「諏訪神社」。
その鳥居を出てお隣の浄光寺の右手に富士見坂が見えます。
富士見坂を下って左に行くと谷中銀座の夕焼けだんだん、まっすぐ抜けるとよみせ通り。よみせ通りとやなか銀座一帯の街灯の下には上野を愛した森鴎外の生誕150年の旗がはためいていました。