『彼氏彼女の事情』の文庫化(全10巻&『WORDS 彼氏彼女の事情詩集』)も記憶に新しい津田先生の、作品集第2弾『夢の城』が発売です。
表題作を含むファンタジー系4作(「森の中」「わたしは人魚」「夢の城」「赤い実」)に、近未来SF「ノスタルジア」と男子校を舞台に二人の少年の友情を描いた「な忘れそ」を収録。このうち「ノスタルジア」は「彼氏彼女の事情」の中に登場した劇中劇「鋼の雪」の世界を描いた作品です。
帯のキャッチには「6つの愛の物語」と入れましたが、男女の愛に限らず、人と人が向き合う中で育まれる感情を独特の語り口で描いた珠玉の6編です。
ちなみに津田先生の作品集第1弾は、初期の恋愛モノを集めた『ブスと姫君』。未読の方は、こちらもぜひ読んでみて下さい。