もう読んで頂けた方も多いと思いますが、「やにゃかさんぽ」の第2期シリーズがまとまり、「もっと やにゃかさんぽ」という名前で、さる4月にコミックスが発売になりました。
このコミックスは、前作の「やにゃかさんぽ」同様、白泉社のHPでWEB連載をしていたもののコミック化で、東京下町谷中・根津・千駄木界隈、通称「谷根千」の、四季折々の風景の中を街猫・「やにゃか」とその仲間たちが活き活きと「さんぽ」しています。
その「やにゃか さんぽ」の中でも何度か取り上げさせて頂いた、谷根千で開催される本好きのためのイベントに「一箱古本市」があります。
ほぼ毎年、ゴールデンウィークと秋に開催されていて、本好きの参加者が谷根千の街のお店の店頭を間借りする形で、自分の好きな本を持ち寄り、段ボール一箱分の本屋さんの一日オーナーになるというイベントです。
今年は4/30と5/3に開催されたのですが、「やにゃか」担当の私もおそるおそる申し込んでみたところ出店出来ることになり、去る5/3に一箱、参加させて頂きました。
一箱古本市では箱のコンセプトを決めて、それに沿った本をそろえて売るのですが、「じゃあコンセプトは『やにゃか さんぽ』だ!」、と、「もっと やにゃかさんぽ」の中のやにゃかたちが一箱古本市ごっこをする、という話からとって、やにゃかやまめ太など、色々な登場猫物が各々好きな本を持ち寄った、という設定で本を集めたので、少々何の本屋さんかわからなくなってしまっていまいました。
売上げはどうやら平均点くらい。ですが「自分の選んだ本をお客さんの顔を見て売る」、というなかなかない貴重な経験をさせて頂きました。
当日は、わかつきめぐみ先生にもお立ち寄り頂き、「やにゃかさんぽ」を見て古本市の事を知って、足を運んでらっしゃっていたわかつき先生のファンの方と先生が偶然出会って大感激、というような思わぬ交流があったり、と大変楽しい日でした。
わかつき先生はじめご協力いただいた方々、一箱古本市の関係者の皆さん、当日お買い求め頂いた方々、ありがとうございました。
初参加で勝手がわからず、色々とご迷惑を掛けた事もあると思いますが、皆さんのおかげで大変楽しいイベントでした。
この場を借りて御礼申し上げます。
そして、念願の古本市にも出た(?)やにゃか達の新しいお散歩は、近日中に再開予定。
「やにゃか さんぽ」「もっと やにゃか さんぽ」ともどもよろしくお願いします。
※なお、一箱古本市の売上げは東日本大震災の復興支援活動に全額寄付させて頂いています。