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●チョビ、ミケ、ヒヨちゃん、スナネズミ、 そしてハムテル
全8巻 好評発売中!
佐々木倫子 第1巻定価590円(税込)
実に平等なマンガだ。人間と動物のわけへだてなさ加減はハンパじゃない。種族の区別なくキャラが立っていて、とにかくどうしようもなく、誰も彼もがマイペース。きっと登場人物及び動物のなかで、般若顔のシベリアンハスキーのチョビが、一番協調性があるのではないかと思うほど。人間というより珍獣っぽい教授も必見。
●みかんに教わる、家族になるために必要な 幾つかのこと
全6巻 好評発売中!
安孫子三和 第1巻定価630円(税込)
人間の言葉がしゃべれることをひた隠しにしていた猫のみかん。草凪家の人々に彼がカミングアウトし、心を開くまではけっこう時間がかかる。言葉がしゃべれるからこそ、ときとして意志が伝わりにくいあたりがなんとも「信用できる」マンガなのだ。その紆余曲折に心を寄り添わせて、一緒に泣いたり笑ったりせずにいられない。
●おバカさんな子ほど、可愛い
全4巻好評発売中!
大雪師走 第1巻定価510円(税込)
ハムスターが、どれだけお間抜けでおバカさんで、だからこそ目が離せないくらい可愛いか。そのことを作者は、毎日ごはんを食べるように、日常として描く。可愛い生き物をただ可愛がるというのでなく、一緒に暮らすということについて、描かれているように思う。解説の糸井重里の文章にも心揺さぶられるのでぜひご一読を。
●ほっこりするのに、切なく胸がしめつけられる
全1巻好評発売中!
大島弓子 定価570円(税込)
詩的で繊細な世界を描く少女マンガ家の、かけがえのない愛猫サバとのふたりきりの日々。その毎日は哲学と詩と生活の匂いが色濃くたちこめている。命には終わりがあるから、サバはもうこの世にいない。でもきっとここに描かれている時間や心や習慣のなかには今も変わらずに作者のそばにあるものがきっとあるに違いない。
●一緒に大きくなってゆく
全2巻好評発売中!
ひかわきょうこ 第1巻定価550円(税込)
健気な子供という点において、ミリアムと子豚のウィリーはいっしょだ。荒くれ者が横行する西部で心優しい人々に出会い、彼らに守られ、精一杯の活躍で彼らを守ろうと奮闘する同志なのだ。個性的な男前がじゃんじゃん出てくる西部劇なのに、どこかほのぼのしている作品の象徴みたいなウィリーは、抱いたらきっと勇気が出る。
●おデブなにゃんこは元美青年
全1巻 好評発売中!
魔夜峰央 定価590円(税込)
外見に心惑わされて本質を見失うのは、いっそ人情だと言っていい。変わり者の美青年がぽっくり逝き、まるっとした飼い猫ロビンの体に魂が入ってしまうこのお話はそこのところを容赦なく突く。むしろ美青年はロビンの姿になってさらに自由にいろんなことに首を突っ込む。薔薇色の人生は、きっと魂で謳歌するものなのだ。
●捨てられない理性、抗えない本能
桑田乃梨子 定価710円(税込)
普通、変身モノは変身することがバレたら一大事。それが物語のラスト一歩手前になることだってある。しかし! 桑田ワールドは違うのだ。なったらなったでそれはそれとして、話は進んでいくのである。学校だって通うし、高校生らしく恋に悩んだりもするのである。その恋をはばむのが、猫になっちゃう体質なとこがミソだ。
●隣人は心優しいエレファントマン
坂田靖子 定価530円(税込)
いつかアフリカで動物の写真をとりたいと夢見ながら、都会のマンションに暮らすジャッキーは、妻子ある身で失業中。隣人の引っ越しを手伝うことになるのだが、彼らはどこからどうみても象なのだ。なかよしで、気のいいふたりのエレファントマンとの時間は、ちょっぴり荒んだ気持ちもゆったり優しく解してくれる。
●好きすぎて大嫌いなあなた
三原 順 第1巻定価570円(税込)
子犬のときから疎まれていたソロモンは、卑屈なひねくれ者。彼を仕方なくもらったウォーカー一家だったが、末っ子のルーだけは、ソロモンのことが大好きで、ソロモンは有頂天になる。けれど、本当はソロモンのことを好きなのはルーだけじゃない。ハードな交流にめげないために、ルーの素直な優しさは不可欠の宝物なのだ。